撮影会主催の開催前日、明日お会いする皆様へ

 

撮影会前夜、本番さながらの緊張感

撮影会前夜、過去の写真を見返します。

もちろん明日に控えた撮影会の内容をイメトレするためです。前回のあがり、結果などの総括を再び行います。

開催直後は達成感という「まやかし」が真実を美化して見せるため、あまりアテになりません。

 

 

例えば明日の開催、Gallery O2でいくと・・

  • 参加される方から持たれているイメージ
  • 開催ページが起草しているコンセプト
  • それを受けての当日のモデルの仕上がり
  • 僕のブーム

大きくわけると上記の4つの要素から撮影会はつくられます。(屋外開催の場合、お天気ってのもありますが今回は除外)

 

 

裏切るべき事前イメージを想定する

まず1つめの要素。

イベントに対して、皆さんが事前に抱くイメージ。(お笑い用語で言うところの フリ です)

これはもう、うずらフォトも体験型のショービジネスの端くれ(と、勝手ながら自負しております)。

 

期待に応えるのは重要で、そういう意味でも凡庸なパターンを打ち破ることは重要な要素のひとつ。

奇をてらって失敗する、なんて若さ故の過ちも駆け出し当時はありましたが(苦笑)、今では基礎鍛錬の集積が効いています。

とっさの発案なんてものも、確実に数日内に見た写真や映像作品などに起因しています。

 

思い浮かぶものは、いつかどこかで目にしたもの

インプット作業の重要性を思うばかりです。

これをきちんと分析できず、ロマン値たっぷりに「俺の発想は底知らずやで~」となると危険(笑)

 

 

 

 

撮影会の詳細ページは台本

そして次にイベントページに書いてあること。
みなさん側にとっては予約ページ、ですね。

 

写真と文章、つまり当日の台本的なものです。

これを見て、カメラマンさんも参加するか、しないかを決定づける超重要なページ。

 

イベントページの出来映えが勝負のすべて

余談ですが、最短でも30分、平均して2時間ほど要しています。(手作業の時間)もっと効率化をはかるべきところなのですが、趣味的な要素も多分に持っているためにどうしても・・

考えたり、練ったりを含めるともっとかな。なので記憶もするし、思い出にも残るし、ってそんな思い入れたっぷりなものなワケですが。

机上の空論であることも現実的にあるわけです。

 

現場でしかわからないことがある

スタジオに行ってみてわかることがたくさんあります。

また当日のモデルの仕上がりから合わないことは弾くし、何よりも当日現場にご来場くださるカメラマンチームの意向が大事

 

それにより変化するわけです。予定調和ではなく、アドリブを利かして、かつ、予定していたマスタープランも達成する、そんな仕事がうずらフォトのMCな訳です。

 

ライティングプランはある程度の型ができましたので、場面ごとに適宜展開するわけですが、最適解を求めるためには毎度同じパターンでは足りないことも多々。

 

それに気づけるのも日々の研究であったり、撮影経験だったり。実戦経験がもたらす恩恵はとっても大きいです。

 

真似ることからスタート、教えられる前に真似る

残念ながらカメラを構えることのない日だったとしても空き時間を利用してはYOUTUBEなどで、撮影現場の動画を必ず見ます。

  • 使っている機材はあまり気にしません、むしろスルー
  • レンズやカメラはほぼスルーで、照明関係は気になる
  • ケーブルの取り回し方とか養生具合、上手下手の導線はチェック
  • そしてモデルの衣装、メイク、視線とか、
  • カメラマンの顔、表情の感じ、声のトーン、歩き方、速さとか
  • カメラの構え方、見えない方向への移動の仕方、注意してそうなこと、癖

その辺を見つつ(笑)、取り入れられるものは取り入れて、わかるところは「あー、わかるわぁ」なんて一人やっています(苦笑)

先達、先輩の技が公開され、簡単にそれを見ることができるなんて素敵な時代です。活用しない手はありません。

 

 

ちょっと話題がそれましたが、そういうアドリブを展開して最適解を導くわけです。

何よりも、これは撮影会ならではの要素。現場のカメラマンさんたちの満足度なんてのも重要なパラメータ。

 

おもてなし。
イベントでありますから盛り上がりが大事、自分の仕事での撮影ならばモデル側への盛り上げのみで事足ります。

ですが、うずらフォトはモデルのみならず、カメラマンさん側のテンションも高めていく必要があります。

 

結果を出してやっとゼロ地点

ただ、「おべっか」で事足りるような生温い仕事で済むようなことはありません。狙うものは写真、写真なんです。

良い写真を撮るべく、セッティングを考案し、組み立て、撮影していただく。

おおよそ10分ほど撮影して、次のライティング(約2-3分くらいでセット)、90分間その繰り返し。

設営も鍛えられます。

 

 

カメラマンは素晴らしい!

と、ここまで書いたものの、やっぱりスゴイなと思うのはカメラマンさん側。

想定しているイメージ以上のものを引き出してきます。「うおお、こういう解釈があったか!!!!」と勉強させられるばかり。

「K山さんがね、こういう感じできたから多分これを狙うんだろうと思って・・」なんて作用反作用。

素晴らしいワークショップな展開じゃないですか。

 

撮影会に参加したら、写真教室的なこともセットで得られた!!これがうずらフォトのおいしい部分のひとつでもあると思います。

1回こっきりなカメラマンさんもいらっしゃいます。そりゃあ当然です。

3回目くらいから少しずつ味が染み出してくると思います。ひとつその辺は長い目で可愛がってやってください(笑)

 

 

モデルがとても凛々しい顔でスタジオに入る

で、次の要素。

当日のモデルの仕上がり。というものがあります。

これは簡単でルックス面。

 

髪型、メイク、ファッション。この辺で似合う最適解を導きます。

感情面、たとえば飼っていたペットが亡くなった、、など、メンタル面を考慮した展開もプランにはあるにはあります、が、そこは当人がプロ意識を発動してくれます。

単に撮影会とは、前に出て、好きなように撮られ、そして時間で終わる、、といったものではなく、ここまでの流れを含んだものの結果、表情・メイク・ポーズの集積、つまりイベントなんだ!!これが哲学。

 

出演者、と呼べるための人と空間

だから、モデルさんを演者と呼ぶし(マトじゃなくきちんと演技する)、出演と呼んでいます。

これらがあってはじめてお客様に対してきちんとお迎えできる環境なんだ、と思っています。

たまには真面目に書いておかないと(苦笑)

 

 

K山そのものが出汁、イズム

最後の要素、僕ブーム。

「んなもん知らんわ!!w」と言われそうですが、ちょっとだけ、さっさと書きますのでおつきあいを。

案外真面目な話で、その写真に関係するブームの話です。

  • 直近開催で大ヒットしているライティング、セッティング
  • 世間で話題のテクニック
  • 最近導入したばかりの機材
  • 新しく発案した演出効果

この辺を盛り込んで、こっそり現場の温度を高めていきます。

 

見ている雑誌で得られることもありますし、仕事仲間の写真談義で生まれることもあります。常に前進していると言い切れるのは、この要素があるから。

歩みをとめない限り必ず前進する、そして裏支えするのが開催本数、経験。(これをさせてくれているのはカメラマンさんあってのこと、本当に感謝しております)。

 

一人稼業で、企画コンセプト、キャスティングにロケーション設定、宣伝集客、当日のMCに進行、セッティング、ライティング、演出補正、雑談、飲み会(笑)となると年間120本のイベント実施が限界です。(ぬるい、、かも知れません)

 

大好きな写真のことを1日20時間くらい、365日ずっと考えられています。

最高だと思いませんか?(笑)

 

 

 

 

長々と書きましたが、明日の本番よろしくお願いいたします

 

 

いま、明日の開催に向けてシミュレーションしています。

過去開催の写真を引っ張り出して(すぐ出せる環境構築が大事、Lr ... スマートコレクション活用、キーワード設定など)
明日の展開の準備をしています、大きなオクタゴンでいきます。ビューティーディッシュ付で綺麗な光をお約束します。

足りないもの・・

 

わっせわっせ。

 

 

長々とすみません。

明日、どうぞよろしくお願いいたします♪

 

 

いい写真、撮りましょうね!!

 

おしまい。

 

 

 

 


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