1/100以下のシャッター速度は忌避されますね。
うずらフォト、というか僕の場合ではどうか。主観は別として撮影してきたデータ数で見てみました。
1/100以下、つまりもっと低速で撮影した場合の写真。撮影総数の割合でいくと、、
2017年、約30%。
2018年、約34%。まだ9月手前の段階ですが増加傾向。
低速はリスキー。
それは言わずもがな。わかります。
わかりますが、一度その無理だと思う設定値で覗いてみてください。
シーンにもよりますが夜間撮影など。
美しいですよね、明らかに。
カメラマンとして、この美しい風景を蹴ってまで、自己安全を図るのはなんともったいないことか、そう思います。
昔、「機材がパワーアップしているので低速勝負は前時代的」そう言った方がいました。それは違うと思います。被写体の遠景、これをいかに浮き彫りにするか。出すかの話でありますから、ミラーレスになって手ブレ機能が強化されたから云々、ではなくって、描写の問題です。
もちろん、カメラの手ブレ補正が強化された恩恵はますます低速勝負にとっては都合が良いです。
どうも最近機材的、テクニカルな内容が取り沙汰されていますが僕は違うと思います。
撮影はあくまでも人と人とのやり取り。
そこにカメラマン側が機材との対話のみに終始し、眼前の被写体との会話をおざなりにして良い写真を得られるものかどうか。僕は得られないと思います。
やはり眼前の被写体のことを最優先にすべきであって、撮る側の都合、撮影のあらゆるオペレーションは自己完結させるよう努力するべきだと思います。大変なのはわかります。ただその大半は熟練度で補えることばかり。いつまでも手元を見ずに、手探りでカメラの設定を変えられるようになったり、瞬時にあらゆる判断をしたり。
被写体をいかにコントロールするか、そこが勝負だと思います。撮る側の段取り、手間で被写体を退屈させてはもったいない。
撮影がないときにでもカメラを触ることはできます。手早く操作できるようメニューをカスタマイズしたり、調整はもちろん、ボタン類のことを考える。この反復でだいぶ違います。
ちょっと難易度が高いことかもしれませんが、どこかで「えいや!」と決意してみてください。現場がとてもスローな時間に思えますよ\(^o^)/
上手な方はみんなスムーズ、段取り上手なのです。
シャッターをおくるタイミング、相手に気遣うこと。
撮るための、カメラから先 対モデルとのやり取り、ここに大きなスローシャッター撮影のヒントも隠れていると思います。
何も曲芸の達人を目指すわけではありません。
そんな開催は25日。一脚のプロのもとで開催します。
撮影する側の技量を高めたい、特訓好きな方、ぜひ。
さらにワンランク上のナイトストリートに突入しようと思います。うずらフォト。
ハイスピード進行は当然のこと、もっと楽しく奥深いマニアックな世界に。
そのための一里塚、ぜひ体験ください。
よろしくお願いいたします。
http://photo.uzra.jp/event/2018/08/25_workshop_kenkotokina_kurumi.php
おしまい。