【長文注意】ライティング初心者にオススメしたいGODOXのLED(ボーエンズマウント)

先日、なかすたで開催したときに思ったことなのですが

最近のカメラの賢さは、もうずいぶん良いところまで来ていて、
自然光やLEDなど定常光での撮影はとても優秀。

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その時は、白ホリ×自然光というセッティングで進行するパートだったのですが、もう演色性が良くて良くて(太陽なので当然?)。

しっかりとした光量と安定性(当然ですね)、仕上がりもバッチリに。

その結果から、僕のライティングは定常光から出発したなって思い出しました。

2011年頃の写真、この頃はK山のマイスタジオが中野にあった時代です。いわゆる中野地下時代。

たくさんの照明に囲まれて、うわぁスゴイ!な状態ですが全部蛍光灯です。

スタジオOPEN当初は、ストロボって難易度の高い機材に感じていたし、奥深いライティングの世界についても今の1/10の知識もない状態でした。

世の中の商業カメラマンとの違いは、スタジオ所有からスタートしたってところです。

実力と顧客がついてから晴れて独立、スタジオ立ち上げだ!ってパターンじゃなくて、スタジオ持ってますって状態からのスタート。

いろんな方々には大変お世話になりました。

機材も今みたいにAmazonでひょいっと買える時代でもなかったし、また価格も桁違いで。

先輩方々から機材メーカーを紹介してもらったり、いろいろ便宜を図っていただき、スキルアップしていったものです。

スタジオ家賃だけでも毎月ミドルシップのカメラが買えちゃうくらいの金額が溶けていくわけですが、それもなおスタジオを運用していたほうが良いと思えた理由のひとつに、照明テストが24時間できるってところです。

※スタジオを持っていると一番得をするって理由は他にあるのですが、この記事では割愛

オートポールすら安売りなくて、当初は背景布展開が三ヶ月ほど続きます..
泣ける!w

でも辛い話ばかりじゃない。スタジオがあるってことで、

ライティングテストが24時間できる、で、やっちゃう。

本当に「え、そこまでやるかw」くらいのことをやってました。仕事も対して抱えていませんでしたし(笑)

一個ずつ消して、灯して、その結果を撮影して、全部試して

で、別のライティングパターン。

とかやっていると時間がガンガン溶けていきまして。

窓のない地下スタジオでありましたので、「現在が昼なのか夜なのか」、それどころか「日付すら・・」な潜水艦乗りな気分で日常が進む始末。

そんなこんなで並行して撮影会も進行し、テストで習得したものを実技投入。カメラマンさんたちの「ウケ」を確認できる(この部分がすっごく役得)。

実際に撮った写真を拝見しながら、各メーカーごとの強い部分と、そうじゃない部分なんかも知れたり。

ブロック塀に囲まれた地下空間ということで、背景の歪み、パースなんかも計測しやすく、この辺はもっとあとから深い理解につながるのですが、本能的な理解というか感覚を掴む的なことができました。

カメラマンさんが欲しがる露出に近づけるために、照明をどれだけ動かせば良いか、なんてのも再現性を高めるために自身の「歩数」を基準値として利用しては、誤差を減らしたり練習もずいぶんやりました。

ちょっと話が反れましたが、

ライティングを掴むには定常光がとても有用です。

それに現在は、かつての蛍光灯一択と違いLEDがあります。

LEDの調光はとても便利で、蛍光灯は照明位置を動かすことで調整していたものを、LEDはリモコンで簡単に調光できちゃうんです。

目的の照度、露出に近づけるための手間が圧倒的に早い。

バッテリータイプも良いのですが、ライティングをはじめるには電源ケーブル駆動タイプをオススメします。

なぜか、GODOXからボーエンズマウントの格安LEDが出ているから。

ボーエンズマウントってのは、もうすでにご存知の方も多いと思いますが、ストロボのマウントのひとつです。

ソフトボックスをつけたりする際の規格のことで、AD200やAD400など、いま界隈で人気のストロボたちに使用するアクセサリーと共通性があるってことです。

なので、このLEDでテクニックを習得しちゃえば、そのままストロボでも応用が効くし、機材も使い回せる!ってことですね。経済的。

僕がオススメしたいのがこれ。

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150W、という明るさ。

このシリーズでは200Wというものもあるけど、コスパ的にここらへんが良いかなと思いました。

実は当初僕はこのLEDではなくて、別のものを利用していました。

こちら。

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ただ、やはり照度的に満足がいかず、、
結局お蔵入りに。

ソフトボックスを使用すると、ちょっと照度が足りなくなるんですよね。

事前に予想はしていたのですが、実はハイパワータイプとこのタイプは本体の大きさが違うのです。

ストリート撮影や外部スタジオでの撮影も多いK山的には、荷物量をなるべく減らすという方向性で動いているために、、この選択となりました。

ただ、やはり実際に使うとなると「パワー足りない!」ってことが多く、、な流れです。

とは言え、全然明るさは問題ありませんし、用途によっては充分で(ローキー撮影には逆に有用)、悪いことばかりではありません。本体もコンパクトだし!(本当これは重要)

とまぁ、上記のような流れで
結果的にたどり着くのがコレ。

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また話が長くなってしまいましたが、
定常光でのライティング勉強はとても捗ります。

撮影結果を待つまでもなく、結果が肉眼に入ってきますから。

直感的に扱うことができて、ぐんぐん審美眼が肥えていくわけです。

機材の話をしましたが、それでも僕的には機材は最低限必要ではありますが、それ以上に重要なことがあるというタイプの考え方です。

照度のほかに、光の硬さや照射角度や被写体との距離。

こういった基本部分の上に、被写体の美しい演技が成立するのだと思います。
書籍にかかれているのは、この配置図まで、、ってことが多く、これ以上の技術書はほとんど目にしたことがありません。

なので、僕はメイキング動画などを見かけた際はカメラマンよりも、照明の状態やセッティング、ケーブルの取り回し、電源位置などを確認します。

テクニックセミナーで結果だけを教わるよりも、答えに到達するまでの修練、ここに旨味成分がたくさん眠っています。

テクニックの結果は単にその結果であって、そこに至るまでの過程の5W1Hこそが血となり肉となるわけです。

長々お付き合い恐縮です。

要点、初心者さんにはLED良いよ(笑)

でした(;´Д`)

いろいろお聞きになりたいことなど、撮影会現場でお気軽に。
僕がわかる範囲ではありますが、理屈ではなくって「実際に現場でこうやってる」ってことと、「これをやらなかったから失敗した」などの話なんかも赤裸々にお伝えできたらと思います♪

ではでは、乱筆お付き合いいただきまして、ありがとうございましたっ

おしまい(*´ڡ`●)


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