カメラマンとモデル、それぞれ意図を持って撮影に臨みます。
露出や構図は準備、
ゴールはその先にある..
カメラマンはついついレンズのことや露出設定のことに気持ちがいきがちです。失敗したくありませんからね。
それもわかるのですが、慣れてくるともうちょっと先に気にするべき要素が増えます。
それはモデルのこと、です。
撮影会主旨をやっていると、野球で言うところのキャッチャー目線とでも言いましょうか、、全体を見ることができます。
モデルとカメラマンの関係性が写真にのっかると思います。
ここぞの一撃、必殺技
カメラマンさんごとに、得意なカット(必殺技?)があるんです。
・宣材で使いたいアップの写真なら●●さん、
・クールな表情なら●●さん、
・etc...
といった具合に、同じモデルであってもカメラマンが変われば顔が変わります。
なぜか。
それはモデル側にも意図があるからです。
そこにカメラマンの意図が関与できたらどんなに素晴らしいでしょうか。
風景や動物を撮るのとは違う、
人を撮ること、同じ日本人を撮るメリット
カメラマンひとりで作る写真、
モデルとカメラマンのふたりで作る写真。
後者のほうが確実に双方の意図が絡み、目的に近い写真を得ることができるのではないでしょうか。
またその意図を共有することで、モデル側も持てるスキルをゴールに近づけるために発揮することができ、想像し得なかった新しいアイデアを持ち寄ってくれることもあります。
幸い、双方に同じ言語帯に属しておりますし
意思の疎通も簡単です。
それをやらぬ手はありませんよね。
喋るのが苦手?
ナンパするわけじゃありませんから、丁寧に撮影しようとしている内容を伝えるだけでも格段に変わります。
話すと緊張しちゃう?
女性と会話が苦手?
何度も撮影することで、相手はあなたを理解するようになるでしょう。
そうしたら、あなたの意図を汲み、理想に近づくために寄り添うことが可能となります。
同じモデルを撮り重ねることの最大のメリットですね。
撮影会の運び方にも
いろいろと狙いがありまして
うずらフォトではシーンごとに、撮影している写真を共有する時間を設けていますが、これも上記のようなことを意図してのことです。
適正な露出や構図、そこにとどまらず
さらにその先に向かうために、ロジカルではない要素かもですが
それでも確実に重要であるカメラマンとモデルの意識、そして現場の空気などの要素を重要視して参ります。
撮影もデートもムードが肝心
流れる音、その種類や音量。
会話のトーン、ピッチ、動く速さなんかも意図的に変えています。
現場の空気を温めるってことは超重要であり、すごく武器になるんです。
逆に現場の空気がさがるようなことはご法度です。
それはあなたがお客様だとしても。。
※お客様として尊重しますが、そのお客様の主目的である撮影結果がより良い写真を得られるということを最大の優先事項としておりますのでご了承ください
今日の開催は、モデルが日々どういう嗜好性で写真を見ているか、、を探る開催。
お節介な企画ですが、より深く、そのモデルを撮り深めるための大事な企画とおもってリリースしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
おしまい(*´ڡ`●)