過去の企画やテイストを再確認し、未来につなげようぜって主旨の撮影会企画、原点回帰シリーズを先日実施してきました。
結果は大成功でした。
その場にある環境光を利用した撮影。
野良ライティングとか、ひどい言葉で呼んでいますが
そこに必要としてある光、それがもたらす風景。
自前の光じゃないから、新しい発見もあるし
じゃじゃ馬ならしじゃないけど、技能を活かす展開もあるよね
ストリート撮影では、これはもう本当に個人的な考えなのですが
空き缶とか、安全用に配置されたポールとか、自転車など
できればそのままのリアルなまま、その町の状況のまま撮りたかったりします。
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それはかつての映画現場での体験が影響しているんだと思います。
「K山くん、そこセット組んでおいて」
そういう種類の仕事がありました。
わざとらしくてもダメだし、効果がなくてもダメ。
ただモノを配置するだけじゃなくて、思った以上に脳みそを加熱させる作業でした。
以来、町に配置されたオブジェクトたち。それすべてに物語があるという感覚になりました。
捨てられたタバコにしても、それは誰かが吸ったもの。
放置自転車、空き缶、ゴミ。
安全を保全するためのもの。
すべてに意味があります。
ちょっと話が長くなりそうなので、ここで割愛しますが
倫理的にゴミ拾いしたほうが良いシーンは掃除します。写真撮影させてもらってことへの御礼的な意味合いもこめて。
で、なんでしたっけ。
すぐ話が脱線し、、、
えー、原点回帰大会大成功だった。
ということですね。
光の取り扱い方、なんでもかんでもストロボで始末しない。
場面に応じて適宜ライティングすることの楽しさと、
そして大きなことですが、写真の仕上がり、方向性の舵取り。
商用撮影経験が長くなると、どうしてもそれの影響が出ます。
しかし撮影会の正義と、商業撮影の正義。それぞれ異なる部分があります。
もちろん共通項もあります。しかし決定的に異なる部分があります。
それは撮影会に参加するフォトグラファー自身が監督でもあるから、
どういう写真を得るかは、十人十色だということ。
「そんなのわかりきった話じゃないか」とツッコミが入りそうですが、
大真面目にそんなことを改めて考えた次第です。
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仕事での撮影に関しての習熟度、
そればかりに熱を入れてやしないか。
撮影会に持ち込むものは、きちんと選別できているか。
仕事で撮ることと、趣味で撮ることの正義をきちんと企画に落とし込めているか。
そういうことを考え直し、そしてさらに明確に結果を得、写真に落とし込むことができた開催でした。
目の前はクリア。
曇りなし。
この撮影会、うずらフォトを研ぎ澄まし高めていくこと。
趣味人界隈のひとつの道標として、誰かの役に立てることもある、天命だ。
そう思えた開催でした。
参加していただいたフォトグラファーさんたち、本当にありがとうございました。
もらったガッツは、企画と写真でお返しします。
今後ともよろしくお願いいたしますッ!
そんな気合を表現した一枚、作ってみましたよ。
最後にそれをご紹介して終わります。
おしまい。