人を読む技術と、写す心。

食材ごとに旨さを引き出す調理方法があるように、
人も魅力を引き出す手法もまた、人ごとにそれぞれ異なります。

モデルの数だけその最適解があるといっても良いくらいに、
カメラマンは逐次その状況でベストなプランを選び、
実施していくことが、本来の務めではないでしょうか。

そのための露出やピント、構図というものがありますが
あくまでも作画のための技法の中の問題で、
作品全体を支配するのは、モデルをどう活かせば良いかという
答えが見えているかどうかという部分が大きいと思います。

こういった意識のもとでの撮影経験が豊富になってくると、
概ね方向性をざっくりつかむことが容易となります。

その人の魅力・控えるべき箇所・打ち出すポイントなどを明確に掴んで、
双方程よい信頼関係を持てれば、機材はなんだって良いと思います。
撮影者と相性の良い、応えてくれる機材でOKです。

被写体との信頼関係というと、やや重たい話になりそうですが、
きちんとモデルのメイクや趣味を理解している、
認知できているという最低限の確認・安心感程度でも、結果がグッと違ってきます。

同時に、いい写真を残そうとしているという強い意思、
欲を言えば過去にそうしてきた実績などが見えると、
双方向き合う姿勢・熱量が変化すると思います。

[br-xxl]

撮影会であっても、上述のことは有効で
お客様とか主宰とか、そういうのとは異なった列でのお話となりますが
やはり人間同士が向き合うわけですから、
双方にとって撮影というものが、リスペクトの線上でおきる現象であって欲しい!
...と願うばかりです。



おしまい(ヽ´ω`)

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