撮影に必要なものとして、あまり語られることが少ないのが現場のムード。
ヘアメイクやスタイリストさんたちのいる現場は楽、何が楽かと言うと何気ない黄色い声がと現場の空気を和やかにしてくれるから助かる訳です。
その助かる、というのは「僕が」ではなく、「被写体」のテンションをあげてくれるから助かるってことです。
撮影するときは被写体のことが最重要。
カメラマン側も機材や設定のこともあれど、それは撮る側・撮られる側それぞれに悩みはあるわけなのでお愛顧。
いい写真を撮るために、眼前の被写体の状態が超重要。
人間です、相手は。
感情をもった人間です。
撮影会であれば、撮影に前向きな状態であり、かつさらに良くなるよう努力することが業務でありますから頑張ります。
だけど、それを80%にもっていけるか、はたまた90%、100%に持っていけるかはカメラマン次第。
ここの差は機材の差を凌駕すると思っているK山です。
カメラ本体に「被写体のテンション」ってダイヤルでもついていて、カチカチと上げ下げできれば簡単な話なのですが、そんなものはドラえもんでも居ないと無理な話で。
トーク内容はあまり大事でなく、タイミングや量、その辺が重要だったり。セクハラ発言なんてもってのほか。
ガラにもないナンパ師ぶっちゃうくらいなら、シンプルに礼儀作法を正しくスマートに爽やかに振る舞うほうが無難です。
撮影会現場では、もっともその辺を意識しています。
空気を読む、盛り上げる。この状況あってこそ良い写真。そこが違うってことにお気づきいただければ超ウレシイです(*´ڡ`●)
撮影会中はそんな役回りを主催が担うわけです。
専属モデルの強み、責任感と矜持。その辺の作用反作用は強力です。
その被写体のことをよく知るからこその空気読み、カメラマンさんの撮った写真が現場のムードを炸裂させる。
STARTして序盤にホームランが出るのと最終回に出るのとではドラマも違ってきます。開催は生き物、参加される方々全員が出演者であり、共同体。
この一体感はちょっと病みつきに。
今となっては貴重な少人数制スタイルの強みの話でした。
音楽とか匂いとか、大事な訳です。
ホームランを打つ、たまんないですよ。
打順は一番が大好きなK山でした。
おしまい。