口は災いのもと、と申します
「被写体に撮らされている」
よく耳にするフレーズであります。
「上手に撮れても、これは被写体に撮らされているわけで自分の力じゃない」
被写体側からするととっても不思議な意見で、どう不思議に感じるかは答えはあえて触れずに今回は進めますが、カメラマン側の発言はとても良くも悪くも影響してしまうという実例です。
口は災いのもと、なんて昔の人はよく言ったものです。
発言は気をつけましょう、的な記事ではなくて、進路修正。
答えを買うためのセミナー参加ではなく
テクニックや知識を自炊できるようになる
これを目標にセミナーに参加して欲しい
今日は写真のテクニックを得る方法について。
いろいろな方法がありますが、
ひとつは写真教室など、「セミナーに参加して答えを知ってしまう」という方法。
これは僕的にもとても身近で、撮影会運営を通じて写真教室とのコラボなどを開催する機会に恵まれ、結果的に多くのことを学び取りました。
この学びについてなのですが、答えを聞いて「うん、やった!わかった」で終わってはいませんか?
大事なのは、講師が「なぜその真理に到達できたのかどうか」だと思っています。
自分が到達できなかったソレ、それについて「どうしてたどり着くことができたのか」それが一番学ぶべきところだと考えます。
平たく言えば、「なんでワイがわからんかったことを、アイツは知ってるんや!その秘密を手に入れてやるで~~」
そうしないと、すべての事象に関して自己解決できない身体になってしまうから(笑)
セミナービジネス的には、そういう人を増やすことが商法なのかも知れませんが、やはり最終的には自活していき、感性という知恵と工夫の先に潜んだ自己の可能性に触れてみたいもの。その喜びは画でも写真でも音楽でも、個人としての生きた心地を感じさせてくれ、その充足感たるや日常の平穏を確約するかの如し(大げさw)。
ともかく、人に学ぶ・真似るは良いコト と、このBlogでも再三再四やってきましたが、その教える側の人間のことを知るということの重要性について書いてみました。
僕個人として、教えられた際にすること
- よく理解するため疑問点を無理矢理でも探す
- 可能な限りすぐに実施してみて検証する
この2つであったと思います。
とにかく教えられた状態のままで終わらないようにしています。
寝ると半分くらい忘れちゃうのが人間だ、と 学生時代に聞いたことがありました。
理解は人それぞれの得意な思考法があるわけで、自分なんかは覚えが悪い方と自覚しています。
自覚しているからこそ、たとえばですが・・
今教えられた内容を 別の人に教える側になってみて、実際に教えてみる
この流れで、「ふにゃふにゃ」した部分を洗い出します。理解の浅い部分の洗い出し。そこをさらに深めれば深い理解にタッチできちゃうわけです。
集団でセミナーを受けていると、集団心理の影響か 妙に理解した気分になってくる・・なんてムードになりがちです。そういう部分では僕はとてもKY。
ガンガン質問をして、流れを断ち切ります。(迷惑w)
理解と体得は少し違います。
うずらフォトの撮影会では、僕が個人的に仕事で得たことや繰り返し撮影会で磨き上げられてきた法則や方法論の集積で成立しています。
実際にとても素晴らしい写真をみなさんが撮影いただき、有意義な時間に仕上げていただけております。
さて、そのうずらフォト。現場になにか秘密はないでしょうか。
カメラとかレンズとか照明とか、本稿においては そんなことはどうでも良くて。環境に秘密がないか。
そういう部分で何かしら効果はないか。それが人間が関与している証左なわけです。
露出チェックを行い、「f2.8で撮りましょう」とアナウンスがあった。
- どうしてその結論に至ったのか
ここにとても重要な答えが隠れています。
なぜ、それでなければ成らないのか。その理由次第では、さらにそこに個性を差し込む余地を見出すこともできます。または技術的・物理的な理由が潜んでいるかもしれません。
今後やりづらくなりそうなことを記事にしているような気もしますが、僕自身もさらに上昇していきたいと考えています。日々。
パターンにして効率化をはかることはとても重要でした。サラリーマン時代。
しかし現在とそれがイコールであるとは思っていません。(もちろんそうでなければ成らない部分も多々あります)
撮影会界隈は万事、自己陶酔に陥りがちです。
その危険がたっぷり潜んでいるのがこの界隈です。(仕事じゃないから?上司がいないから?自己基準だから?)
これは主観というよりも、僕個人が実体験として撮影会運営で 数多くの開催やカメラマンさんとの交流を行ってきた、かつ、現在もリアルタイムでそれを重ねているデータからの話です。
人と接点を持つことは、類似させていくことでは無いと思います。
凡庸ではなく非凡を探す、理屈と工夫そして努力をもってして。
少々暑苦しい限りではありますが、そういう撮影会を実施しています。
[amazonjs asin="4881081241" locale="JP" title="巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)"]
で、ここからが本題。コマーシャルです。
ということで、24日は松岡紗季撮影会。テーマはハイキー。ということで、僕も枠次第では参戦させていただきたいと思っております。
実際にカメラマンさんが言う適正な露出というのは 実際問題、「あれ少し暗いかも」 と思うことがあります。
暗い撮影会主催のお前が言うな、と言われガチですが実際に撮影会に参加していただければおわかりいただけますがハイライトとシャドウの関係性についてはとても大事にしています。
単純に白飛びを忌避する、といった方法論ではありません。
表現媒体別(SNS、紙)関係なく、その写真を目にする閲覧者のハートを少しでも動かすための方策は好奇心ベースとして常に臨界点手前でたぎらせておいて欲しいと思うわけです。
24日はハイキーをテーマに、実際に企画を立てた人間が、なぜ今回はこのテーマであり、かつどれくらいのレベルに落とし込もうとしているのか、それを赤裸々に体験していただきたいと思います。
撮影は 被写体の目標にフォーカスをあわせ、シャッターボタンを押す作業 ... ではありません。
そこに人が介在し、空気があり、捉え方があり、仕上げなどいくつもの感情や決断、判断が交錯する人間力の総力戦とも言える側面があるといっても過言ではないんじゃないかと思います。(ものすごく仰々しい記事で恐縮ですw)
またそんな壮大なものに際して、僕が参加するわけです。未熟さたっぷりな。
しかしここでは僕の未熟な部分が知るべきテーマ・発見をわかりやすくする効果として発揮されると思います(笑)反面教師ってやつです。何かしらの気づきをひとつでも持ち帰ってもらおうという気持ちで準備中です。
純粋に初心者の方は、僕が現時点までに得ている知見程度なら惜しみなく包み隠さずご提供します。すぐにレベルアップできるお手伝いを全力で行います。
そういう撮影会を繰り返し、撮影技術・企画・成果物の底上げをしていきたいと思うばかりです。
写真が好きで好きで好きでたまらん、そんな方に喜ばれる空間を今後も作って参ります。
よろしくお願いいたします!
3月24日(土)「うずらフォトチャレンジ!ハイキー写真で美麗に撮るゾ、初心者にも最適、新宣材を狙うワークショップ風撮影会」出演:松岡紗季
http://photo.uzra.jp/event/2018/03/24_horizont_ricostudio_saki.php
おしまい。