用意するスタジオと、そうでないストリート
スタジオを運営していると、どうしてもそこで撮れる写真について深く考察しはじめます。それでいて、結果得られる回答を肯定するほかないわけですが考察します。
僕の場合、スタジオというのはコンセプトにあうもの(洋服だったりセット、照明、人物)を準備して撮るという場所。白ホリ、背景紙スタジオを指します。
ハウススタジオは無難に雑誌広告らしいものが撮れる便利なところ。
で、ストリート撮影。
うずらフォトでも、この路上撮影は繰り返してきました。
ゲリラということが大前提。一般の方々への迷惑行為になる、ならないはとってもシビアな問題。観光名所などでは、撮影が原因のトラブルが報じられたり。
ああいう類のものは対岸の火事ではなく、ご自身のことと思って受け止めてください。最終的にロケ地どころか、屋外での撮影が可能ではなくなる恐れも。
少し話がそれました。
路上撮影。
上記のような絡みからも、何よりもスマートかつスピードを要する撮影を心がけたい種類。
スタジオで鍛えてから路上に、、というのが僕の場合の考え。
でも近年は、いきなり初撮影が路上だった!なんて事例も全然ありえる撮影会界隈の事情に。
うずらフォトまわりの方々だけでも、この手際よくやるってことだけでも意識ください。うずらフォトの撮影の場合、開催ページに書いてなくともこのことはもう基本に、とにかく現場現場はすばやく、コンパクトに、スマートに、、を心がけています。
現場になってピントがあわない、とか。構図が浮かばない、とか、撮影前段階での特訓でありますので、ぜひ日常からイメトレを。
ピントが大事なら自室内であれこれ合焦させるトレーニング、いかがですか?僕はやっていました。
用意して撮るスタジオと、そうでない路上撮影。
同じことを中でも外でも繰り返すべきなのでしょうか?答えはみなさま次第。
撮影スタイルは同じで良いのでしょうか
僕の場合は、スタジオよりもより躍動感を。それをテーマに屋外では撮影に向き合っています。静止画だから、撮る現場も動きがないもので・・ってのはどうでしょう。
止まった写真であっても、何かしら動きがあるような、、そんなものが最近よく考えることです。
あと、これも永遠のテーマなのですが誰でもよい写真になっていないか。
A子ちゃんでもB子ちゃんでも同じ、背景がくるくる変化するだけで、ポーズも構図も似たような、そんなものにはならないように気をつけたいです。
スタジオに比べて背景は無限大。
一箇所で粘るなんてもったいない!枚数あげたい、パターン稼ぎたい、そんな思想の撮影会です。
上手に行くかどうか、もう現場では諦めましょう(笑)
現場では現場で考えるべきことが多々です。何を撮るか、どう見せるか、そういった演出的なこと、判断だと思います。
それがないと、とてもつまんない写真の量産になる可能性があります。
言うのはとても簡単なのですが、本当に日々 いかに考えているかってのが勝負になってくるので、自分への備忘録的な意味もこめて書いてみました。乱文お許しください。
見つける眼を鍛えるのは、レタッチから
カメラマンは案外見えてないもののほうが多いことも。
アパレル撮影なんかだと見るべきところが多すぎます。スタイリストさんやヘアメイクさんの眼もとても大事。
ちょっとした襟元のことなんかも気づけないことも、以前はよくありました。
それだけピントのことなんかを意識して、瞳ばっかり見ていたんでしょうね(苦笑)
ピントのことは道具と体技とで克服できる要素です。
モデルを眼前にして、そればかり考えるのは少し申し訳ない、そう考えています。現場でこそ考えるべきことが・・って重複です(笑)
写真をよく見る、見ているけど・見えていないってことがよくあります。
気づいてないって言えばいいのか。
その気づきも経験数、数をこなすことが必要になってきます。レタッチで長らく一枚の写真に入り込むと各所の状況がよく見えます。
そこでの反省点が次回の撮影につながります。
パースのこと、露出のこと、モデルのこと、場所のこと。
ひとつでも多くの情報を拾えるようになったら勝ちです。
あとはその速度を速めるだけです。
明日はストリート開催。ということで、思っていたことを書き出してみました。SNSブームもあってインパクト第一主義みたいなところがあったりではありますが、王道の戦略で突き進めば、いつの時代になってもそんなに遜色なく見れる写真が残るかな、そう思います。
明日、新宿開催。
ひとつひつとの状況を見逃さず、カメラマンさんの撮影支援になるようがんばります。ご期待ください。よろしくお願いいたしますm(_ _)m
http://photo.uzra.jp/event/2018/06/23_street_nishishinjuku_kurumi.php
おしまい。