ストリートは雑味こそ旨味、くらいに思っています。
スタジオではお作法にあわせてきちんと撮る、追い込む、掘り下げるといったパターンで進行します。
だけど、ストリートではそれが許されません。
なぜか、そこには撮影以外にも日常があり、
撮影と関係のない人たちとの共有の場であるから。
場であるから、撮影そのものがそれらを邪魔することなく
スマートに撮影し(撮影できない場合でも致し方ない)、ササッと次に移る。
あらためて言うまでもなく、当然のことと思います。
撮影が早い、ということは何に付けてもとても重要です。
カメラ操作も早くないといけません。
何をどう撮るかのイメージングも早く決定しないといけません。
その意図をモデルと共有し、狙いを明確に
正しく的確にカメラ操作を行い、求める精度のものを得る。
この連続、テンポよくこれを繰り返すことが快感にむけてのグルーヴになってくるといっても過言ではありません。
逆に
・操作が遅い
・イメージングが遅い
・モデルとのイメージ共有ができない
このような場合、いくらきちんと撮影できたとしても
期待できるあがりではないかも知れません。
操作速度の向上、意識的にカメラを操作すること。その回数だと思います。
パソコンのタッチタイピングに似ている気もします。
機種の設計思想にもよりますがボタンの多いカメラは有利?
ギタリストが手元から一切視線が離れないって、
美しくないって思いませんか?
それと同じだと思います。
イメージングの速度向上は
インプット量の違いとしか理由がない気がするので、どれだけモノを観るか、だと思います。
モデルとの情報共有、
これもそのモデルと有益な時間を重ねた量なので、
惰性で撮ることなく一度その辺を改めてみるのも良いかもと思います。
回数を重ねたタッグは強いです。間違いなく。
カメラマンとモデルの関係は何によって築かれていくか。
イメージングの固まらないままの撮影が何をもたらすか。
手ブレやピントの先にある、本当の意味で重要な問題に直面できているか。
次に撮る予定の相手から、こんな質問が来たとします。
「あなたが撮影することのウリはなんですか?」
まだまだ精進が足りない気がしてきた。
今夜も素振りは快調です。
明日は工場夜景開催。
今年ラストの予定、お天気状況に左右されて勃発になってしまいごめんなさい。
その分、超素晴らしい撮影にします。
ご期待ください。
ではでは、お楽しみに♪
おしまい(*´ڡ`●)