撮影会の告知や開催報告などを目的とした現場写真はHDDの相当な割合を〆ています。
見返すたびに色々と思い出します。
もちろん次回同じロケ地での開催の際、内容をさらにブラッシュアップさせるための思考が第一です。
けど、それ以外のいろんな感情や記憶も呼び覚ましてくれます。その時々にしかない思い出もきちんと記録してくれているのが写真。視覚から呼び起こす記憶は嗅覚に至るまで様々。結構すごい!
ストリート、とくにナイトストリートは肉眼と光学機器との差分を埋めるために、みなさんのイマジネーションを掻き立てるための変なアナウンスを事欠きません(笑)
脳みそが感じた感覚、これを伝達するのってなかなかテクニックを要するもので、美しく的確な表現ができれば良いのですが僕の場合はだいぶ変化球なようです。
認知をいち早く合致させるために、いろんな比喩を活用もします。映画、音楽、ゲームなどを用いることも。
同じ体験量、というか領域をもった人にはドンズバ。類する経験を持つ方は連想のお手伝い。バタバタと伝えることに奔走しています。
響く、響かないはカメラマンさんごとの好き好きではありますが、ついつい見落としちゃうというのも切ない話。
暗所徘徊では各員の補助ソナーになったつもりで全方位を常に索敵しております(笑)
この現場写真を見て、「あー、とっても綺麗だったな、上手にモノにしてくれたかな」なんてことを思い出しました。
右手前の影はカメラマンさんのものです。夜は野良のライティングの宝庫。野生の王国とでも申しましょうか(笑)
それらに気づくためには、ライティングを多少知るか、光について理解することが近道です。
知ることで暗所撮影の難易度もグッと下がれば是HAPPY!といった感じで頑張っています。
ということで今回はその手のイメトレに最適な一冊。
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「これ、絵の本じゃないか!」
あ、そうです。絵の本ですが何か問題でも。ということで、ちょっと中身をチェックしてみてください。
絵を書く方に向けた本ではありますが、リアルを指向しているわけです。特に色と光に特化した解説本。
ちゃんとした理解がないと絵に起こすことは難しい。だからキチンと書かれています。
また光の見どころ、捉え方なども。
「写真を見ても実はよくわかっていない」「かっこ悪いし聞きづらい、、」なんてビギナーな方、この手のものでカンニングしちゃうのも手です。
おまけに写真にも通じるtipsも満載、見どころ、つまり描きどころ。レタッチのゴールにもつながる具合、塩梅を明確に文章化してあります。図示しつつ。
ちょっとお値段も張りますため、一度書店で手にしてから、、、が良いかなと思いますが、写真のことだから写真の本にのみヒントがある!ってわけじゃないよってことだけご理解いただければそれでこの記事の役目は終了です。
毎回、駄文恐縮です。移動時間のお供に。
おしまい。