「ライティング練習会」という企画を実施しました。
果たしてこの名称が正しいかどうかはかなり迷いましたが、主催の意図としては以下の通りです。
写真教室という名称には少し抵抗があります。
なぜなら私自身がまだまだ学びの途中であり、人に教える立場になるほどの自信がないからです。
それでは「撮影会」という名称はどうかと考えましたが、今回に限っては内容が少し異なるため、結局「練習会」という平凡な名前に決めました。
しかし、私としては非常にしっくりくるものでした。

照明についても考え方は皆さんそれぞれ異なると思いますが、私の場合はモデルごとにライティングが正解が変わるものと認識しています。
撮影についても同様で、一定の形を学びすぎると、相手を見るよりも自分が習得している方法を優先してしまいがちです。

私も初めはそうでした。
覚えたてのストロボライティングを実践するにあたり、寸分違わぬ距離や角度を再現し、これまでの成功体験を頼りに露出設定をカメラに入力して実行します。概ね成功と思っても、それは自己満足に過ぎず、そのことに気づかされ、考えを変えるようになりました。

自分の写真は見栄えが良く、可愛いと思います。
しかし、私は自分自身の最強のアンチでもあります。
だからこそ、うまくいった写真でも色々と批評します。

被写体の心を考え、どのように撮られたくないか、そしてどのように撮影されたいかを理解すると、良い結果を出すことができます。
これはカメラマンに課せられた大切なことだと思います。

今回の「ライティング練習会」においても、同様の判断や行動が求められました。
企画はビギナーを対象にしていましたが、長い目で見れば、被写体を観察し、考え、写真が魅力的になる方法を見つけることが最も重要だと考え、それを実践しました。

イベント的には結果的にビギナーではなく、中級者以上の方々が参加し、非常に有意義な開催となりました。中級者以上のハイレベルな方たちでも、今回のテーマについては悩んでいることが分かり、たくさんの学びを得ました。

参加いただいた皆様、ありがとうございました。
それでは、撮影日報をどうぞ。


うずら音声通信 最新エピソード

Xでフォローしよう