【撮影日報】なぜ代々木公園なのか

先日、代々木公園で撮影会を行ってきました。
この撮影会は日中シンクロを基本とした開催となります。

日中シンクロとは、簡単に言うと屋外でストロボを使った撮影を行うことです。
屋外でのポートレートの場合、人物の明るさを確保するために背景を諦める必要があるシーンがあります。しかし、日中シンクロを使うことによって背景も人物もどちらも思うような露出で撮影することができ、コマーシャル写真のようなクオリティーを得ることができます。自然光の美しさはもちろん素晴らしいのですが、こういったストロボを使った撮影も同様に一定の人気があります。

うずらフォトでは、この日中シンクロを1つの企画として推しています。
というのも、撮影会では光を重視した企画を展開している以上、屋外であってもそれは変わりません。

太陽という偉大な照明機材がありますが、天候によりその状態は不安定なものになります。いかなる条件であっても撮影結果を安定させるためには、ストロボなどの照明機材を活用するのも一つの手だと考えます。

商用シーンではこういったことが当然のように行われますが、趣味人たちにとっても同じことを経験できる良い時代になったと考えます。

一見難しそうに思われるストロボ撮影ですが、それは錯覚で実際にはコツさえつかんでしまえば全然難しくないということを訴え続けてきました。それではなぜ代々木公園でこの企画を押し通そうとしているのかという点ですが、答えはいくつかあります。

まず1つは、うずらフォトのエースモデルである星野くるみについてです。
彼女がデビューを果たしたのがこの代々木公園ということになります。
その因縁からも代々木公園を大事にしようという思いがあります。

もう1つの理由があります。代々木公園は樹林帯が多く、自然光を制御することができます。美しい自然光を制御するとは何事だと思われる方もいらっしゃるとは思いますが、太陽はその位置を変化させます。つまり、理想的な角度での光を受ける場合もあれば、そうでない場合もあるのです。そういうような状況の場合に光を制御する、つまりハレ切りを行うことができるのが樹林帯のメリットです。

以上のような理由から、代々木公園を理想的な日中シンクロ撮影の場として定めています。
都内中心部に存在するというのもアクセスがよく、イベント実施的には都合がいいというのもありますが、今後もこの代々木公園をスタジオのように扱い、撮影技術や照明技術が詰まった屋外シリーズの礎として要として展開していきたいと思っています。それでは、撮影日報をどうぞ。


うずら音声通信 最新エピソード

Xでフォローしよう