昔話を交えつつ、うずらフォトのイメージがどう形成されていったのでしょう

うずらフォトの前進である撮影会のことをご記憶されている方はもうほぼゼロに近いと思われます。

そこで培われた開催の段取り、客観的なイメージ。それが、うずらフォトの原点でもあったかもしれません。少なくともスタート当初は、それをしかない、それを伸ばすしかない。といった具合です。当時からライティングに重きをおいた開催を展開してきました。それはスタジオであったこと、背景紙スタジオであったこと、主催がそれにハマったことが理由としてあげられます。

 

 

発足当時の中野地下、蛍光灯に背景布というレア仕様
発足当時の中野地下、蛍光灯に背景布というレア仕様

 

 

立ち上げてから約半年ほどで、結果的に中野地下と呼ばれることとなったスタジオにたどり着きます。前進からの流れを含みつつ、大きな違いと言えば取り扱う照明が定常光からストロボに変化したことです。モノブロックストロボを基本とした背景紙スタジオでの撮影会。そう聞くと、なんとなくタイトなイメージ、難しそうなイメージに捉えられがち。

実際に参加された方はこう思うでしょう。

  • 大型ストロボでしっかり撮れるからキレイ
  • 設定値を入力さえしちゃえば、あとは量産できて便利

 

ターンごとにライティングを変化させます。

全身からバストアップまで、それぞれに適したライティングをメドレーで変化させます。

各ライティングごとの特性を掴んで、常連さん側のほうでも独自活用の道を模索する動きができました。結果、これが新しい人気ライティングへとつながり、次第に定番となっていきます。普段は親近感のない大型ストロボを身近に扱い、ライティングという一旦難しそうな技術に楽しみを見つけ、写真の仕上がりに大きな追い風とする、そんな撮影会へと変化させていただきました。

 

うずらフォトはそういった人と知恵と友情の交差点だと思います。

撮影会現場で繋がること、知ることができること、ときに交わす写真論も日常にはないとってもエキサイティングな時間。

そんな空間を得ることが出来たのは一重にカメラマン、そして出演いただいたモデルたちあってのこと。スタジオが宿した時間でもあります。

 

「暗い撮影会」のお話でした。

 

来月から少し新しい動きに関するお話ができるかも、といった流れとなっております。ご期待ください(^^)


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