住宅地で撮る、人によっては「どう撮るんですか?」と聞かれることがたまにあります。
場所問わず、撮るべきものは撮影時間によって決まると思う。
コンビニに並ぶ男性週刊誌を見ればだいたい巻頭にはグラビアがあって、4ページフルカラーなどが踊る。
それを見るに、やはり最初のページはバストアップであることが多い。ただこれもその被写体次第による。美少女系ならば顔、グラビアなら顔と胸、全身が武器な場合はフルショット。
その目的に応じて撮る構図も構成も変わる。
ちょっとした撮影であっても同じで、目的に応じてゴールが変わる。
そのそれぞれのゴールにあわせて、フルショットからバストアップまでいろいろなパターン、というか構成が変わる。
印象的な場所で撮る観光写真的なものか、スナップか、はたまた芸術性を打ち出したものになるか。コンセプト。
どうあれ ともかく、見た人にどう思わせたいか。心理戦。
商用の場合は往々にして数字が目的、動員数や販売数などを目的に。
それらのコンセプトにもとづいて撮るわけだけど、その次のテクニック論になると「全身写真やバストアップなどそれぞれの上手な撮り方を知っているか」どうか、またそれらに最適な背景は何か、などの理屈になる。
これにライティングに関して造詣が深いカメラマンならば、さらに奥深いものになるだろうし、トークが上手なカメラマンは良い表情を導くことができるだろう。
場所がどこであれ、撮る内容、、、というか目的というかゴールというか、それは同じでアプローチは場所にかぎらずちゃんとしたものを持っている必要がある。
そのためにみなさん写真教室やワークショップに詰めて、それらを鍛える。教室に通わずとも自己研究を重ねる人もいる。
またそれと同じく、モデル側も応えるべく練度を高める真面目な方も多い。
平凡な街角でこそ、被写体を撮れる。つまりシンプルな場所こそごちそうと思う考え方はいかがですか?
白ホリがなぜ最強のシチュエーションなのか。
屋外は無限に場面がある。だから選ぶ楽しさがある。とっかえひっかえの楽しさではなく、正解を選び抜く楽しさとも言えるのではないでしょうか。
異論は多々あることと思われます、ごめんなさい、ここでは被写体を撮るためのいわゆる「型」を養いませんか?ってあたりを着地点に決めました。
平凡、地味な背景であるほど、非日常感を出せる。アイコンである背景、撮影場所論。次回の勇者の会でも議題にしてみようかなって思いました。
※とは言え、南国でも古都でもやる撮影会やってます
どこでもいつでも、ビューティーに撮るためのノウハウは大事に、それがコンセプト、うずらフォトでした。
無機質で都市空間のスタンダードな場所で撮影会します。
人のいないこの場所、閑散という贅沢をどう捉えるかはあなた次第。
http://photo.uzra.jp/event/2017/11/12_night_street_kurumi.php
お待ちしています。
おしまい。