夜から早朝にかけてカラスが集まる四条河原町、カメラをもって京都に

昔、京都に住んでいた頃にいくつか写真を撮っていた。

まだ二十歳になったばかりの頃であったので大したお金もなく、木屋町や先斗町で安く飲み食いできる店を見つけては随分と背伸びをして風流人気取りをするのが好きだった時期がある。赤面ものだが若気の至りということで。

 

そのときにインスタントカメラで撮った写真がどこか印象深くあり、20年の時を経て撮影会で京都遠征を果たした際に夜な夜なその思い出の写真に写っていた場所に足を運び撮影してきた。

その懐かしい写真はどれも馴染みの店の写真だった。路地裏が多く、京都らしい雰囲気を色濃く残した地域だったことが、故郷を離れて一人暮らしをしていた自分をとても満足させた。

 

キッカケは数枚の写真だったけど、その写真を見るといろんなことを思い出せた。写真は時としてものすごい力を発揮することがある。やはり写真は撮っておくべきなんだと思う。いまはスマホで気軽に日常を記録できる良い時代になった。すぐに過ぎ去ってしまう学生時代なんかも、たくさんの写真を残す人生最大のチャンスとも言えるし、すごく良い時代になったんだと思う。

 

思い出には残っているものの、写真として残せていない場所がまだまだある。

そこに再訪し、当時を懐かしみながら今の自分なりに写真にする。

 

なかなかに大人な、そして文化的な行動じゃないでしょうか?

ミーハーな自分はこれだけで写真家気取りしたくなるような気分に包まれてしまう(苦笑)

 

 

 

寒くなってきた、京都が恋しい季節。一乗寺界隈ではラーメン激戦区での話もちらほら伝わってくる。新福菜館もまだまだ行きたいし、横綱だって行きたい。

京都は冬に限る、僕はそう思っている。

 

次回はもっともっと撮影したい。

 

おしまい。

 


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