RICO STUDIO Hatagayaにて撮影会をやってきました
うずらフォトはライティング支援を基本にここまでやってきました。
主催にとってカメラの楽しさの原点もこのライティングであり、事実写真の出来栄えがまるっと変わります。
そのようなテーマを色濃く投影するのが背景紙・白ホリ企画。
最近はRICO STUDIO Hatagayaさんを軸に展開しております。
先日もさっそく撮影会、やってきました。
大型ストロボ標準装備の撮影会
企画内容にもよりますが、うずらフォトの撮影会企画の場合、スタジオ開催はストロボ展開が基本です。
よく「照明は何を持参すれば良いですか?」と聞かれることもありますが、撮影会側にてライティングを設置することが大半です。
企画内容にもよりますが、基本的にそのままカメラとレンズのみでOKな場合が大半です。
僕が商用撮影を通じて学んできたことを少しでもフィードバックできたら、、ということでこのような形となりました。
どうも敷居が高そう、そう思われるビギナー寄りな方こそ、苦手意識が生まれる前にライティングを活用した撮影の楽しさを覚えてもらえたら、と思います。
光について解析能力を高める・・
大型ストロボ、クリップオンストロボをどう使うか、などは各種これでもかと言うほどに充実した書籍を参考にしてもらうとして、、
僕が重要視するのが、光が入るとどういう効果があるのか。など演出の基本。
自然になんとなく理解している人もいますが、カメラからクリエイティブな世界に入った!という方は、おさらいの意味でも一度チェックしておくと良いと思います。
写真をやってるんだから、写真の勉強を・・ なんて なりがち。
でも正直なところ、それよりもまずは 撮影する人そのものの磨き上げが重要だと考えます。
たとえば今回ならこういう書籍。
[amazonjs asin="4862461530" locale="JP" title="カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~"]
より深く物事を捉えるために・・
撮影会中、イメージを掴んでもらうために映画やアニメやドラマなど、ニュアンスの近いものを喩えて投げかけることがあります。
作品は知っているけどピンと来ない・・(僕の伝え方が突飛ということもありますが)場合、もしかしたらシーンの背景や演出までチェックできてない可能性もあるかもです。
感じることで得る、これも良いですが 「ちょっとそれは苦手だな」...な場合は書籍から得ちゃうのも近道。
写真以外の書籍にも大事なものはたくさんあります。
コツさえつかめば、もう電車の中吊り広告からでも得られることが山程増えます。
どれだけ物事を知っているか、否か、そこが分かれ道だと思います。
ということで脳を鍛える書籍、一例
[amazonjs asin="4837305148" locale="JP" title="漫画バイブル1光と影の演出編"]
キャラクターの魅力は光と影の表現で決まる!
単調な仕上がりの漫画にライティング演出を加えると、劇的な効果を生み出すことができる。
この説明文、一部を写真に置き換えて「単調な仕上がりの写真にライティング演出を加えると..」、こうするとドキッとしますよね(笑)
一見関係なさそうであっても、むしろディフォルメされているからこそ理解が容易で、写真にも応用できる目を養うことが可能です。
[amazonjs asin="4768309097" locale="JP" title="手塚治虫 映画手法のマンガ的表現を学ぶ (プロのマンガテクニックシリーズ)"]
この本では、彼の作画テクニックを映画的手法から学びます。
動画の手法をどうやって紙で再現するか。
その数々の工夫と効果には驚くべきものがあります。そしてそれは現代の表現にも十分通じる財産なのです。
漫画の1コマ1コマが「構図」であり、「伝えるための方法」が凝縮されていると思うとすごいと思いませんか?
スピード感を感じさせる、迫力を感じさせるための方法論、知っておいて損はありません。
こちらは少し実践的、応用的でもあります。
[amazonjs asin="479767301X" locale="JP" title="カメラを持て、町へ出よう ──「観察映画」論 (知のトレッキング叢書)"]
「観察映画」というユニークな手法を実践する気鋭の映画作家の
ドキュメンタリーの作り方と哲学を通じて、読者に新たな「世界の見方」のヒントを提示する。
作り方と哲学・・今後の写真撮影の根幹を揺るがすかもしれない、大事な部分のひらめきを得られるやもしれません。
内容的には・・
第1講 自分の方法論を育てる
第2講 観察映画『選挙』を観察する
第3講 撮影……唯一無二の「時間」を撮る
第4講 編集……過去を現在から解釈する
第5講 ドキュメンタリーに“安全な観覧席”はあるか
第6講 経済的な独立性が映画を守る
目次から内容を想像するだけでも、ちょっとワクワクしませんか?
写真を撮る、そのテクニックや機材についてはすでにもう撮影会に来られている時点でほぼほぼクリアしていると思います。
なにしろ僕よりはるかに良い機材をお持ちであります。それ以上は一旦置いておいて、、と思っています。
撮影する側のスペック、カメラのセンサーよりも撮影者のマインドやスピリッツ、哲学こそが力作の源に。
撮影しない時間であっても、撮影は始まっている
僕は天才ではありませんし、努力家としても三流だと思います。
ただ、ウェブのデザインや図画の構成、解析などについては現場で鍛えたノウハウを持っています。
これが写真に好影響をもたらしてくれていると自己分析。
街角で見かけた広告、商品パッケージ、あらゆるものに世界のクリエイターたちの癖、手法、方法論が詰まっています。
生活の中はそういった名クリエイターの作品に満ちているわけです。
空き缶、レシート、雑誌にポスター、道路標識、店舗広告・・きりがありませんが、デザインは方法論の集積。分析するほどに面白く、次に自分がつくるであろうモノに対して必ず影響を及ぼします。
あるクリエイターはこんなことを言っていました。
「他人の作品は見ない、確実に影響されるから」
分野にもよります、独創性をこと重要視する分野のクリエイターであったので、このような発言なのかも、、ではありますが一理あります。
そんなこんなを踏まえて、自己分析 かつ 上手な影響のされ方(SNSの扱い方)を心がけたいものです。
※とは言ってもホビー活動を楽しくさせるための、回覧板的な意味合いでのSNS利用が必至な場合は、クリエイター論なんて興醒め極まりありませんからスルーください
今回の動画、STUDIOを中心に・・
いろいろと書籍をご紹介しましたが、個人的にはやはりこれがイチバン勉強になりました。
[amazonjs asin="4862461530" locale="JP" title="カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~"]
学生時代から、図画を描くとき苦手だったのは陰影でした。いまなら少しは上手になったかな・・なんて思う今日このごろです。
最後に肝心な、実際にRICO STUDIO開催で撮った写真
現像途中なのですが、一枚だけ。
また順次BlogにUPしていきます、最高のスタジオに最高のSTAFF。とてもカメラマン向きなスタジオです。
おしまい(*´ڡ`●)