ポートレート撮影は楽しくなければ、疲れてしまいますよね。
しかし、K山さんは楽しんで撮影しています。デザインや構図に対して、自分が好きなものが明確にあり、それを見つける楽しみ、適用する楽しみ、問題を解くようにどんな場面でも答えを見つける面白さがあるため、ポートレート撮影を続けています。
自分の癖やスタイルがわかると、撮影のアプローチが定まり、簡単になりますね。
それでは、それを見つける方法について考えてみましょう。
癖を理解する!
「簡単に言うなよー」ってところですが、まずここは自分のことは自分じゃわからないケースが多いです。他人に聞くのが一番です。
仲間で撮影していたら話が早いです。聞いちゃいましょう。自分の癖を。
一人で撮ってる方、ポートレートならいますよね、相棒が。そうモデルです。
なぜ自分の癖を知りたいのか、その意図も伝えることで、相手は返答しやすくなり、自分自身も目的に合った回答を得やすくなります。
癖を技に変える方法
なかなか難しいことですが、第一に癖というものは改善されないことが多いです。
だけど、癖は必ず出てしまうもの。つまり、習慣的なことは継続できる。継続できるなら研鑽できる。技として捉えれば磨くことが容易であるということ。
楽しんで行うためには、ネガティブな方面は避けたほうがいいので、ポジティブな方向にある癖を利用しましょう!
斜めに撮っちゃうとか、青く編集しちゃうとか、なんでもいいんです。
ひとつの癖を意図的に掴むことで、じゃあプロの世界ではそれはどうなってるんだろう、上手い人にも聞いてみよう、、ということで、磨き上げる参考例を見つけられたら、ゴールは遠くない!
癖を技として意識して、育てていく。いかがですか?
ポートレートは写生でもないし、お手本の再現でもない
「写生でもお手本の再現でもない!」と断言することは、いくつかの不都合を招くかもしれませんが、私はそう考えています。
やはり人が撮る以上、その人の個性・癖・美学がのっかっているからこそ写真にキャラが出て面白い、味がある、大切に感じるようになると思います。
「写真みてくださーい!」と言われることも少なくありませんが、そこで何を見ようと自分がするかというと「個性・癖・美学」です。
それらが込められていない、もしくは込めているんだけどわかりづらい、ときなんかは心の中で
(やばい、どこを魅せたいのかわかんない、とりあえずモデルさんは可愛いんだけど・・)
なんてことも。
自分が感じた「直感」をもっと大切にして欲しいなって思います。捉えて欲しい。言語化して欲しい。
その「直感」を、他人と共有することの楽しさ、コミュニケーション手段としての写真は悪くないですよ。
どう表現したらわかってもらえるかな、強調してみたけどどうだろう、そういうワクワクが新しい構図や技法の発案や習得に大きく役立つと思います。
結論として
自分の場合、写真を始めたばかりの頃は、個性や癖といったものがまだ自覚されていなかったように思います。単に熱心に撮影に没頭していました。
ある頃から、照明について興味が深まり、そして編集でその照明効果をよりイメージ通りに表現したくなり、その結果、撮影スタイルに個性的な特徴が現れてきました。
さらに、撮影会を主催していたこともあり、多くのカメラマンと交流する機会が増えました。この交流が、私の写真スタイルに大きな影響を与えたと言えます。他のカメラマンとの共同作業を通じて、ウケの良い照明やポーズ、演出が明らかになり、反応の良い・悪いものが理解できるようになりました。
次第に、その反響の良いものが技となり個性を象る要素になっていきます。
最初は癖としてのスタートでも、それに気づき、理想像を設定し、それに向けて研鑽することで技になり、また動機として写真生活をより楽しいものにしてくれます。
今回は癖と技についてでした。参考になったら嬉しいです。
「うずらフォト」では、少人数制の撮影スタイルを採用しています。さまざまなスタイルの方々と交流できることで、平凡になりがちなケースを防ぐのが容易です。アイデアも増え、創造力も広がります。
今となっては数少ない少人数制の撮影会。
メリットを感じていただけた方はぜひ現場でお会いしましょう!
おしまい(ヽ´ω`)