タイトル通りなのですが、この手の発言をするたびに「またK山が冗談言ってる」的な雰囲気になってしまうのですが、毎度本気で、かつ実体験として得られた情報なのでお伝えしています。
(注意)写真好きという一点だけで、安定した職を投げ打って業界に飛び込む危険な種の人間が言うことなので自己責任でお願いします(苦笑)
機材展開の速度、衝動的に撮れる強さ
ともかく撮影スタジオを保有することで、まず機材を片付ける手間が省ける。
ちょっと誤解を生みそう、たとえばソフトボックスを作った状態のまま設置しておくことも、可能ってことです。
自宅での管理であれば、なかなか機材を展開したままで生活するって難しいですよね。スペース的にも。どうしてもゼロ状態までバラして保管する必要があります。けど、スタジオには機材を常設させることが可能。機材組むのって面倒じゃありませんか?
ちょっと練習で撮ってみよう!となっても、機材を組み立てることが障害になってなかなか・・。あるあるですよね。
カポックひとつにしても、スタジオの広さがないと難しい。自室にカポックがあったら正直 超邪魔(笑)
ムラッときたら、すぐ撮れる(笑)
ムラっとくるんです。
目の前に背景があって、照明がスタンバイしていたら。だけど片付いている状態が基本であれば、このムラッに即座に応えることが難しいですよね。
でも機材を常設した状態であれば、スクッと立ち上がりカメラを手にしたらスタンバイOK。いつでも撮れる、この衝動的な体験は超大事、継続を可能にするスタイル。
個人的には、この撮りたいときに撮れる環境というものを重要視してきました。スタジオで朝を迎えることも増えてしまいますが(笑)
でもはじめた当初は連日スタジオでライティング教本を参考にいろいろ試してみてはアレンジしてみたり、、な日々も少なくありませんでした。
継続、蓄積・・その手の効果は計り知れず
ライティングを覚えるのもやはり実践が一番で、なおかつ、毎回違うスタジオではなく毎回同じスタジオということに大きな意味があります。
同じ場所でセッティングをするということは、技術や知識の蓄積が可能ということで、置く位置や角度、高さといった真に重要な隠しパラメータを確実に抑えることができます。(できやすい)
ちなみにK山、少なくとも週に2、3回は必ずライティングを行い、かつ、その1回ごとに最低でも4パターン程度は実施して完成にたどり着いています。これに商用撮影が加わえて、、。この反復作業のおかげで、僕であっても少しは上手になれました(●´ω`●)
さらに重要なことに、そのセッティングを想定以上に料理してもらえるカメラマンさんたちはまさに至宝。僕一人だとワンパターンに陥り、ここまでバリエーションを増やすことはなかったと思います。やはり人それぞれ、カメラマンさんごとにスタイルが違う、それをリアルに体感できることは超貴重なことだと思います。撮影会、馬鹿になんないぞ!と思っています。
感覚に染み込ませると強い!
かつて中野地下スタジオでは、外壁がグリッド状のブロック背景ということをいいことに、高さを目測しやすく、かつ155cm・158cmの高さのところにパーマセルを貼っていました。理由もちゃんとあります。あとは角度的なものなども目印を置いていた時期なども。
こうしたガイドを利用することで、セットアップの速度がまず向上しました。次第に補助輪が取れるよろしく目印を頼らないで目算で距離がわかるようになる恩恵も。
こうすることで、実際に撮る前に結果をイメージしやすくなります。これは時間のない撮影などバタバタする現場においてはとても威力を発揮するノウハウで、焦らず淡々と組み立てては撮影し終了することができる大きな推進力となっています。
写真教室やワークショップはモデルに気を取られず・・
写真教室などに赴く際は、ぜひ目の前のモデルに気を取られるのではなく、講師がライティングを組む流れから目を離さないことが重要です。
※大勢の方はモデルに気が行く、撮影しがち、撮影は後日でもOKだと思って僕だったら全撮影は捨てて講師に張り付くかも(面倒な生徒・・w
ちなみにSNSウケする写真ネタとして..
SNSなどで流行りの演出効果強めな写真のノウハウ、実はコスプレ撮影にめちゃくちゃ凝縮されています。プロジェクターを利用した背景構築や、長秒撮影で光の軌跡を利用した撮影、水を利用した撮影など。全部ここに集約されている本を発見。立ち読みもできるのでぜひチェック!
[amazonjs asin="4768308368" locale="JP" title="コスプレ撮影テクニカルブック (玄光社MOOK)"]
なぜそこに置くと決めたのか
一発でセッティングが完了するわけもないのです。アドリブで組み上げることも少なくはなく、そういう時こそゴールへのアプローチ方法がとてもわかりやすい。
結果がひらめく→思案する→必要な灯具を選ぶ→置く→試写。
このパートそれぞれにカメラマンごとのキモが根付いています。そういう部分のみに注目するだけでも、講師ごと・場所ごと・モデルごとに大きな違いを見てとれて、めちゃんこ気づき・学びを得ることができます。
みなさん、一度講師が準備するモデルを罠(モデルさんたち誤解しないでね)だと思い、そちらに気取られることなく講師のみに注目し、「why・what・How」といった事柄を意識しまくる・質問してみる・・っていかがですか?せっかく教室に通ったのに、実態は撮影会になってしまった、、なんてことは絶対に避けたいところですよね\(^o^)/
上達を企図する撮影会をやっています
うずらフォトは撮影会です。
いろいろと必要あれば皆様の撮影がスムーズに進行するようにサポートさせていただきます。時にはワークショップのようにテーマやコンセプトを投げっぱなしで「さぁ、みんなそれぞれごとに攻略しちゃおうぜ」な回もあります。その空気が全体に良い創造意欲を掻き立てるムードをつくり、ご自身が今まで狙わなかった写真を撮れる現象も多々あります。
ワークショップ風味の撮影会とお考えください。最近では数少ないスタイルの撮影会ではありますが、バリエーションは確実に増えます。
相互にある自分じゃ気づけないノウハウをシェアしあう場所
僕もさらに現場を重ね、得たものは惜しみなく皆様とシェアして参ります。
うずらフォトに通ってくださる熱いハートを持ったカメラマンさんに応えたいです。うずらフォトをプッシュしてくれる(ネットだけじゃなく現場に足を運んでくださる)方々をさらにエキサイティングな時間を得てもらえるよう、今後も頑張ります。
変な撮影会ですが、お口にあいました際はひとつ末永く可愛がってやってください\(^o^)/
今回はスタジオを持つと必ず上達しますって話でした。ちょっと最後はそれちゃったけど、おつきあいありがとうございました。。
おしまい。